高校卒業後の進路選択は将来に大きく影響するため、高校3年生にとって非常に重要です。
進路は、就職以外にも大学や専門学校などの進学、そして海外留学まで様々です。
高校卒業後に就職を考えている高校3年生は、人生に1度切りしかない現役新卒の大切な機会になります。
今回はそんな高校3年生へ、自分で納得して就職できるように現役新卒について説明をしていきます。
また、高校1年生、高校2年生も必見です!
「新卒ブランド」って何?
就職を考えている高校生のみなさんは、「新卒ブランド」という言葉をご存知でしょうか?
一般的に新卒採用では高校生のみなさんは仕事の経験が無いので、応募者の将来性や人間性を基に選考を行います。
新卒採用の反対にあたるのが中途採用で、就業経験や関連するスキルを求められます。
一方、新卒採用は自分がこれからやりたい仕事に応募をすることができます。
これが新卒ブランドと呼ばれる新卒採用のメリットになります。
新卒による就職活動は高校3年生の1度しかできないため、新卒ブランドを徹底的に活かす必要があります。
「こんなはずじゃなかった」ですぐに辞めると経験は積めない
折角新卒ブランドを活かして就職できたとしても、直ぐに自分が考えている仕事が出来るようになるとは限りません。
一人前になって仕事をこなすためには、必ず下積みの期間が必要です。
慣れるまで辛く厳しい仕事や雑用をこなす業務もありますが、下積みで勉強をしていく事で、一人前の社会人としてやりたい仕事を任せてもらえるようになります。
入社後に自分が考えていた仕事をさせてもらえなくて、早期離職をしてしまう例があります。
早期離職してしまうと社会人として大切な経験を積むことができなので、社会人に必要な経験が浅いままになってしまいます。
中途採用って厳しいの?若ければどんな仕事でもできる?
若ければこれから経験を積んでいけばよいと思いがちですが、離職をしてしまったあとの就職活動は中途採用扱いになります。
中途採用は募集している仕事の経験を積んでいたりスキルを持っていることが前提とされています。
その時点で「若いからポテンシャル重視」ではなく、就業年数や経験を求められます。
そのため、早期離職で経験を積んでいない場合、選考でなかなか内定を貰えずに数か月以上転職活動をするリスクが出てきます。
自分が希望していない仕事にとりあえず就職してしまい、満足が得られないから早期退職を繰り返してしまうといった負のスパイラルに落ちる可能性あります。
自分が将来後悔しないためにも「新卒」の経験を大切にしよう
就職してからの経験は、全て将来のキャリアに繋がってきます。
新卒ブランドを活かして折角つかんだチャンスを直ぐに手放してしまっては、数年後の自分が望むキャリアに進むことが難しくなってしまいます。
10年後に自分がなりたい姿を描いて、新卒で掴んだチャンスを将来のキャリア形成に上手く繋げて後悔がないようにしましょう。
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