就職活動をスタートさせるために、情報収集を始めている人もいるのではないでしょうか?
就職先の会社を決める条件は人によって違うと思います。
仕事内容、給与、やりがい、勤務地、休日、勤務時間、社風、人間関係・・・。
いろんな条件が考えられますが、まずは自分が働く条件に優先順位を付けることも重要です。
その中でも給与の順位が高い人は、大卒と高卒の初任給の差が気になっている人も多いと思います。
ここでは、給与の考え方についてヒモ解いて行きます。
高校新卒入社、大卒新卒入社それぞれの給料平均は?
※平成 29 年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況より出典
厚生労働省の発表によると、平成29年度の新卒入社の初任給の平均額は以下の通りです。
【大卒】206,100円 【高卒】162,100円
単純に計算すると、約4万円以上の差があります。
しかし、この差は大卒の人は高卒の人よりも、4年長く勉強しているから4万円初任給が高い、と考えることもできます。1年間が1万円ですね。入社時の年齢も違いますから、初任給の差と言うのは妥当なのではないかと思います。
しかし、初任給にだけを見て大卒の方が有利だと思うのは少し違います。
何故なら、高卒で働いた場合、学生生活よりも社会人生活の方が圧倒的に長いからです。
参考:平成 29 年賃金構造基本統計調査(初任給) – 厚生労働省
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給与の差はあるが、4年の経験値はお金では買えない
高卒の18歳で入社した会社で働き続けているとします。大学に進学した同級生が新卒で入社してくるのが22歳。高卒の人は社会人としての経験を既に4年も積み重ねていて、同級生の大卒の新入社員の先輩として社内では仕事を教えたり、社会人としてのマナーを指導する立場となっています。つまり、社会人の先輩となる訳です。社会人の4年差はとても大きいため、仕事をする上で大変有利で大きなメリットです。
中には、大学を卒業しないと得られない資格や、就くことのできない職業もあります。
そのような場合を除けば、社会人になれば年齢ではなく、社会人経験は大きな差となります。
「大卒の同じ歳の新入社員が幼く見える」と言う話もよく聞く話です。
経験が全ての社会に高卒で入り、経験を積んでいくことが、将来的なステップアップに繋がることになる、と言う考えもあると思います。
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高卒新卒入社の場合、どれくらいの努力で昇給できるのか確認しよう!
初任給というのはあくまでも働く前のものです。
入社してからの仕事に取り組む姿勢や勤務態度などにより、社内の評価は変わっていきます。評価によって給与が変わることもあるでしょう。しかし、その評価の仕方は会社によって異なります。
会社選びの際に、どのような評価制度があるのか、昇給や昇格システムがどのようになっているのか、入社したいと思う会社のホームページ等で調べておく事をオススメします。
例えば、何をどれだけ頑張れば給与が上がるのか?昇格できるのか?
高卒で入社した30歳の先輩社員の、役職や給与などを具体的に示しているような情報があれば、よりリアルに考えることができます。
将来どんな道に進みたいのかを考え、経験を積むことを優先にしてもいいのでは
進路選択は、真剣に考えれば考える程、悩むことが多いと思います。分からないから、とりあえず進学しようと考えている人もいるかもしれません。
目的もなく「とりあえず進学」するのなら、社会に出て何か「目的」を見つけることをオススメします。
会社で働くという事は、必ず目的があります。その目的や夢をもって、頑張ってみてください。
社会人は、働いた結果が評価されて、それが給与や賞与(ボーナス)に反映されます。
そうすれば、大卒の新入社員よりも、経験も給与も多くなっています。学校では出来ない勉強や経験を積むことも選択肢の一つです。
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