高校生の皆さんは、現在社会問題となっている“貧困女子”という言葉をご存知ですか?一般的に貧困と言われるレベルは年収122万円以下。これは月に換算すると月10万程度の収入となることを意味しています。「今月のバイト代は10万円」といったところです。
また、最近話題になっているのが高校卒業後にバイト感覚で夜のお仕事についた女性が、25歳になったころに急に将来に不安を覚え、高校の先生のもとに相談をしにかけこむといった事例。そこで今回は、貧困女子にならないための進路の考え方について紹介いたします。
若さや可愛さには世代交代という壁。
雑誌やテレビを見ていると元気でかわいくてキラキラしている女性に憧れがち。そんな女性にとってネイルも髪型も自由、そして時給も高く魅力的なのがキャバクラなどの夜のお仕事。一度は憧れたことのある女子高生も多いのではないでしょうか?
しかし、そんなキャバクラで活躍していた女性たちが25歳となった時に、高校の先生のもとを訪れるのにはある理由がありました。それは「可愛さや、若さには世代交代がある」ということ。夜のお仕事を始めた最初の内は若くて可愛いことを理由に売り上げも好調で伸びたものの、いつまでも人気でいるためには人並み以上の努力が必要なのです。
1ヶ月の手元残るお金から、夜の仕事をつづけるか考えてみる
実際に夜の仕事に就いて驚くのは、手元から消えていくお金の多さなんです。例えば時給5000円だとして、平均4時間の勤務で一日の内稼げる額は20000円。しかしそこからヘアメイク代、ドレスのレンタル代、送迎代などがひかれて大体残るのは12000円程度なのだそう。それを大体週4日の勤務として、1ヶ月当たりもらえる額は30万円弱。
いっけん、この額は多いようにも見えますが、いつまでも夜の生活を続けることは簡単ではなく、その世界でナンバー1になる、いつか自分のお店を出す、夢をかなえるなどといった強い意志がないと、続けていくのはなかなか厳しく、多くの女のコは貧困女子になる可能性があります。
25歳で一般企業への就職を考え始めるが、実際は、、、
実際20歳になるころまでは順調な生活を送ることができても、25歳を境に指名は激減。人気であり続けるためには、かわいくい続けることはもちろん、こまめなメールの返信、お客様の確保のため、それなりの努力をしないといけません。
その生活に悩み始めた結果、25歳を境に一般企業で働こう、お昼の仕事に就こう、と思い始める女性が急増し、高校の先生のもとを訪れるのですが、その頃には一般企業が募集しているキャリアやスキルがないので、働ける職場がほとんど見つからず。。。という状況になり、フリーターとしてアルバイトで生活する状況になってしまいます。こうやって、貧困女子になっていくケースが急増しています。
また夜の世界を卒業した貧困女子の方のブログを読むと、若いころに手にしたお金の多さからその後金銭感覚がくるってしまい、節約できない性格になってしまったと話す人もいます。
将来をしっかり考えた選択をしましょう。
では、その様な貧困女子にならないためには、どうしたらいいのでしょうか?
夜のお仕事に就くことは、決して悪いことではありません。誰にでも務まる仕事ではないですし、来ていただける方に癒しを与える素晴らしい職業です。しかし、一生そこで働いていく覚悟がなければ貧困女子になってしまう可能性も秘めていることは、自覚しておかなければいけません。一瞬の楽しさを取るか、一生の楽しさを取るか、高校生という選択肢が無限に広がる時期に、しっかりと将来自分がなりたい姿を考えて、笑顔と希望あふれる毎日を送ってくださいね。