企業の人からは、職場見学の場でもマナーや服装は意外と細かく見られています。
なぜなら、社会人にとってマナーや身だしなみは相手に信頼感を与える大切な要素だからです。
挨拶や返答、椅子の座り方などの細かい動作まで、最低限のマナーが守れているかどうかはしっかりとチェックされています。
「細かいマナーまで気にしなくていいや」と思っている人と、細かい部分にまで気をつけている人とでは印象が大きく異なります。
小さな行動にこそ気をつけよう
面接の場ではもちろんですが、職場見学の場でも一つひとつの行動に気を配りましょう。
例えば、受付の人に要件を伝えるときにも、声が小さかったり語尾まで聞こえるように話さなかったりするとマイナスな印象を与えてしまいます。
椅子に座るときも、後ろに寄りかかったり頬杖をついたりしていると、自分ではそんなつもりがなくても相手からは「態度が悪い」と思われてしまうことがあります。
また、複数名での職場見学や面接の場合、他の人が話しているときにそわそわして落ち着きがなかったり、明らかに聞いていない態度だったりすると面接官はあなたが思っている以上に気になります。
企業の人は、一つひとつの行動からあなたがどんな人なのかを見ています。短い時間の中でも信頼を得られるように小さなことにも気を配りましょう。
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服装も大切だけど、清潔さを保っている?
企業の人と会うとき、服装に気を配ることは大切ですが、まずは清潔感があるかどうかを意識しましょう。
例えば、袖や裾が汗ばんで黒ずんでいたら清潔感に欠けてしまいますし、髪や爪が伸び放題で整えられていなかったり、フケが制服に落ちていたり、またギリギリに到着して汗だくのまま会社を訪問したりすることも不潔なイメージに繋がります。
清潔感がないということは単純に相手を不快にさせてしまうだけでなく、身の回りの管理ができていない人と判断されてしまいます。
そういう人には、企業の人は仕事を任せたいとは思いませんので、特に面接の場では気を付ける必要があるでしょう。
声は相手に届いてる?相手に合わせた行動を心がけよう
職場見学や面接の場で企業の人と話す時は、相手に合わせた行動を心がけましょう。
初対面の人と会うのですから、挨拶や返事は最も気を付けるべきことです。
イキイキとした表情と大きな声で挨拶や返事、自己紹介をするだけでも随分印象は良くなります。
また、社会人になると礼儀礼節はとても大切ですので、入室する時や着席するときのタイミングは相手に敬意を払うように、相手から「どうぞ」と言われてから行動するようにしましょう。
プラスの印象を意識するよりマイナスの印象を与えないようにしよう
企業の人に、プラスのイメージを与えようと意識すれば意識するほど緊張してしまい、話す内容がしどろもどろになって本来伝えたかったことがきちんと伝えられなかったという失敗はよくあることです。
上手に良いことだけを話そうと意識しすぎずに、まずはマイナスイメージを与えないよう挨拶や返事、マナーといった基本的なことを意識して行動しましょう。
そうすることで、自然と相手に良い印象を与えることが出来ますし、それが出来た自分にも自信を持つことができ、落ち着いて会話することが出来るようになります。
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