高校卒業後、進学すべきか就職すべきか迷っている人もいるのではないでしょうか。
テレビのニュースなどで取り上げられるの就職情報は、大学生の就職活動に関する情報が大半なので、大学に行ってから就職したほうが有利なのかな、と考えてしまうかもしれません。
しかし、必ずしもそうとは言えません。
そこで今回は、進学なのか就職なのか考えるべきポイントをいくつかご紹介します。
高校卒業後の進路は、自分にとって良い選択は進学なのか就職なのかを判断するときの参考にしてみてください。
進学に必要な奨学金を借りると〇〇万円の借金
進路選択の時に、大学へ進学する場合、学費はどのように考えていますか?
もし、奨学金を検討しているのならその返済についても真剣に考えておく必要があります。
奨学金を借りると、大学を卒業した年から40歳を過ぎるまで約20年間、毎月数万円の返済が必要になります。
40歳となると、はるか先のこと過ぎますよね。
しかし、その間に結婚や子育てといったライフサイクルの変化がある可能性が高い時期です。
自分の子供を育てる子育て期間中に、毎月数万円の返済は家計が苦しくなりがちです。
高卒は、大卒より給料が安いという懸念があるかもしれません。
けれども、万一大卒の初任給の方が高くても、奨学金の返済額を差し引くと手元に残る金額は高卒より少なくなることも十分考えられます。
進学するにあたり、安易に奨学金で何とかしようと考えるのではなく、しっかりとマネープランを立ててから進路を決定しましょう。
大学に行く目的意識がないと単位が取れない
周りの友達が就職より進学を選んでいると、やりたいことがないからとりあえず進学しようなどと考えがちです。
しかし、何をしたいか目的を持たずに大学に行っても、就職をただ先延ばしにすることにしかなりません。
大学では指定の単位を取得する必要があるので、勉強するへの目的意識や大学に行く意味を見失うと、必要な単位が取れずに留年や退学につながることもあります。そうなってしまうと、更に学費が必要になります。
一生懸命受験勉強をして大学入試に受かることは素晴らしいことですが、大学入学がゴールではないことを忘れずに、進学する目的についてしっかり考えてみましょう。
大学卒業したからいい就職が出来るわけではない
高卒よりも大卒の方が良い就職先があると、根拠もなく考えていませんか?
確かに大卒でないと受けられない企業もありますが、大卒だからと言って無条件で良い就職ができるわけではありません。
そもそも良い就職先というのはあなたにとって、どんな就職先のことでしょうか?何となく大きな会社でたくさんお金をもらいたいなどと、漠然と考えているのなら高卒でも大卒でも就職試験を突破するのは難しいでしょう。
高卒でも大卒でも自己分析や企業研究をしっかりして、自分自身が納得できる就職先を選べたら、就職活動は成功したといえるのではないでしょうか。
高卒就職でも大学卒業を目指すのも目的意識を持とう
いかがでしたか?
何となくで決めた理由では、高卒で就職をしても、奨学金を借りて大学に進学し、大卒で就職をしても、満足のいく毎日を過ごすことはできません。
進学する場合も、今決められないことを未来の自分に託すのは簡単ですが、何となく進学して、先延ばしにしても良い結論が出るという確証はありません。
高卒で就職すべきか、大学に進学すべきか、自分が将来どんな風に働きたいのか、どんな人生を歩みたいのかを考え、目的意識を持って決めていきましょう。